椅子の座り方
演奏時の姿勢で、ピアノとの距離と同じくらい気をつけるのが
椅子の高さです。
ピアノは他の多くの楽器とは違い、立って弾く必要はありません。
楽器を抱えたり、持ち上げる必要もないので、体にかかる負担も少ないです。
演奏中は、椅子に座って、顔の正面に楽譜を置いて見ることができます。
ですから、体のどこかに無理な負担をかけることなく、
自然な状態で弾くことができます。
最適な高さを知ろう
楽にピアノを弾くためには、きちんとした姿勢になりましょう。
椅子が高すぎると、猫背になってしまいます。
そうすると、背中を痛めてしまうこともあります。
また足の踏ん張りがきかずに、
上半身がうまく安定できません。
逆に、椅子が低すぎると、
腕をより高く持ち上げることになります。
その分だけ、手にかかる負担が大きくなってしまいます。
最適な椅子の高さは、人によってそれぞれ異なります。
まず、背筋を伸ばした正しい姿勢で椅子に座ってみましょう。
そのまま鍵盤に手を伸ばしてみて、
何か違和感を感じたら、高さが合っていないということです。
・肘が自然な形で曲がっていて、あまり力を入れずに鍵盤が押せる。
・しっかりと足を踏ん張って、体を安定させることができる。
まずはこの2つをチェックして、一番気持ち良く弾ける高さを知りましょう。
どんな椅子が良いの?
ピアノを快適に弾くためには、どんな椅子に座れば良いのでしょうか?
まず、座ったときの高さを調整するためには、
高さ調整ができる椅子でなければいけません。
また、座面は長い時間座っても疲れないように、
クッション性があるものがおすすめです。
ただ、クッションが柔らかすぎても、
疲れやすくなってしまいます。
一般的なクッション付きのチェアーだと、少し柔らかすぎることがあります。
ですから安いものでも良いので、ピアノ用の椅子を用意するようにしましょう。
見た目にこだわらなければ、数千円で十分に良いものを買うことができますよ。
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