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ピアノ初心者

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記号の意味を知ろう

ピアノ 記号

 

譜面の上には、音符のほかにも色々な記号が並んでいます。
どれも、演奏する上で必要となる情報です。
でも、今これらを全部おぼえるというのは、ちょっと無理ですよね。

 

こんなにたくさん覚えることばっかりあったら嫌になっちゃいますよね。
そこで今回は、演奏をする上で、どうしても必要になる記号だけ覚えましょう。

 

 

シャープとフラット

ピアノの上には、白い鍵盤だけでなく、黒い鍵盤もありますよね。
この、黒鍵を使うときに必要なのがシャープとフラットの記号です。

 

シャープ

シャープは『音を半音上げる』という意味です。
記号では『♯』と書きます。

 

たとえば、『ソ』の音に♯が付いたら、
『ソ』の白い鍵盤の右側にある黒鍵をおさえましょう。

 

フラット

フラットは『音を半音下げる』という意味です。
記号では『♭』と書きます。

 

『ソ』の音に♭が付いたら、『ソ』の左側の黒鍵を押さえます。

 

pic15.gif

 

ピアノ 記号

ここで「あれ?」っと思うことがありますよね。
「ソのシャープした音と、
ラのフラットした音って、同じじゃない?」
そう思った人は鋭いです。

 

実は、シャープやフラットの使われる場面によって、
黒鍵の呼び方は2つあるのです。

 

『ド』のシャープと『レ』のフラットなど、
呼び方は違っても、押す鍵盤は同じなんですね。

 

「それからもうひとつ、シとドの間とか、ミとファの間には黒鍵が無いじゃん」
そう思った人は、さらに鋭い!!

 

『シ』の♯は『ド』の音、『ド』の♭は『シ』。
『ミ』の♯は『ファ』、『ファ』の♭は『ミ』を押します。

 

pic16.gif

 

こういった例は、あまり多くありません。
言葉にすると少しややこしいですが、
単純に“隣の鍵盤を押す”と考えれば簡単ですね。

 

 

調号

♯や♭が書かれるは、譜面の上では2通りあります。
ひとつは、5線譜の一番左の、ト音記号やヘ音記号の横に書かれている場合です。
これらを『調号』と呼びます。

 

この場合は「5線譜上にある音は全てこの記号の影響を受ける」ということです。

 

たとえば『ファ』の位置に♯が付いていたら、
それ以降全ての『ファ』の音は♯を付けて弾きましょう。

 

それから、♯や♭は、全てのオクターブに付くことになります。
譜面上では上の方にしか付いていなくても、
下のオクターブや上のオクターブでも記号が付いているんだと考えましょう。

 

pic17.gif

 

 

臨時記号

♯や♭が登場するもう1つのケースが、音符の直前に書かれる場合です。
これは『臨時記号』と言って、その小節の中だけ影響します。

 

『ファ』の音に♯が付いたあと、
同じ小節のなかで『ファ』が出てきた場合その音も♯させます。
ただし、臨時記号は別のオクターブには影響しません。

 

最後に、♯や♭の仲間に『ナチュラル』という記号があります。
これは「同じ小節の中で、♯や♭のついた音を元に戻す」という意味です。
「このマークが付いたら、白い鍵盤に戻して弾けば良い」ということですね。

 

pic18.gif

 

どうですか?
説明を聞いてしまえば、これも簡単だったでしょう?
これだけ分かっておけば、黒い鍵盤も怖くはありませんね。

 

 

その他の記号について

他の記号についても知りたい方は次のページをチェックしてください。



 

 

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